GWはモデルルームへ行こう!販売センターの上手な活用法

2008年04月28日

マンション選びの第一歩といえるモデルルーム見学。

初めてモデルルーム見学をするときは「販売センターに行くと事業主のペースにはまってしまい断れなくなるのでは?」などと不安に思う人もいるかもしれません。販売センターには事前の資料だけでは得られない、行ってみて初めて分かるような情報とお得な特典がいっぱいです。まずは欲しい物件を検索してお問合せ、そしてお気軽に販売センターを訪ねてみてはいかがでしょうか。


前回のコラムでも書きましたが、新築マンションは建物完成前に販売するのが原則です。事業主は完成後に購入者が実現できる生活をイメージしていただくために、販売センターで代表的な間取りタイプをモデルルームとして公開しています。また販売センターはマンションギャラリーと呼ばれることもあり、多くの場合はプレハブの2階建てで、1階は受付と接客スペース、2階はモデルルームとなっています。

まず受付を訪ねるとマンションアテンダント(接客スタッフ)が対応してくれます。よほど混雑していない限り、一組のお客様に担当の販売員がつき、商品の特徴の説明から資金相談まで丁寧に応えてくれます。

そして簡単な来場アンケートの記入。アンケート内容は、希望の間取り・予算・年収・家族構成など、自分の条件や意向を明確に伝えるためのものです。
例えば「価格は4000万円以内」「間取りは3LDK以上」「南向き」「ペットが飼える」「防犯性が高い」など、はっきりと伝えるほうがよいでしょう。また、優先順位が高い項目、低い項目に分類しておくと、スムーズに相談が進みます。

CGパースのパネルや建物模型が展示されるマンションギャラリー

アンケートの記入ができたら、いよいよ見学スタートです。

販売センターにはコンピュータグラフィックスによる建物完成予想パースがあちこちにパネル展示され、そしてマンションの縮小模型などが置いてあります。

ここで注目したいのが縮小の模型です。この模型がとても重要です。自分の希望住戸がマンションのどこにあるのか、方位はどうなっているのかなどを確認しましょう。メリットは、静止画のCGパースでは見ることのできない自由自在のアングルで建物や敷地形状を検証できることです。初めて見る人はとてもわかりやすくてきっと感動すると思います。

具体的にはエントランス、駐車場・駐輪場、ゴミ置き場、住戸から共用施設までの動線や位置関係などをチェックするとよいでしょう。まだ実物が存在しない新築分譲マンションの模型に身を投影して自分の生活シーンを夢見るのも結構楽しいはずです。


モデルルーム来訪の特典は、なんと言ってもフルページのパンフレット+図面集等の入った「パンフレット一式」です。これはボリュームもあり、制作費を費やしたものであるため、なかなか資料請求だけでは貰うことができません。一方で、販売センターにはパンフレットに載っていない設備・仕様などのより詳しい情報が豊富にあります。モデルルームの外のフロアには、建物構造を説明する断面模型やディスポーザーの体験コーナー、オール電化の物件ではIHクッキングヒーターの実演などがあり、見逃せないポイントです。

大規模物件などでは、マンションのプロモーション映像を見せるシアタールームがあります。これは業界ではいわゆる「洗脳型」といわれるイベント装置で、物件の掲げるコンセプトやライフスタイル提案を来訪者に理解浸透させようとするものです。人によっては感動・共感したり、そうではなかったりする場合があります。その他、お子様連れのお客様でもゆっくりとモデルルームを見ていただくために、ベビーシッター付きのキッズルームがあるなど、各社が様々な工夫を凝らしています。


モデルルーム見学が終わったら、現地周辺も歩いてみましょう。

販売センターはマンション建設現場の近くに建設されるケースが多いのですが、最寄りの駅前や駅周辺に設営する場合もあります。モデルルームを見に行った際にはついでに周辺環境を自分の目でチェックすることをお薦めします。

以前のマンション業界コラム「マンション業界コラム特別講座(1):不動産広告にまつわる話(PART1)」で、不動産広告では徒歩による所要時間を80m=1分として計算しているという話をしましたが、その分数には急な坂道や信号待ちの長い横断歩道、そして開かずの踏み切りなどは含まれていません。毎日使う通勤・通学・スーパーまでの道のりは実際に歩いてみるとよいでしょう。その際に子供や高齢者の目線で見て、歩行者と車の動線が安全かどうかなど確かめてください。

マンション購入は人生の大きな買い物。だからこそ生活情報は事前にしっかりと集めたいですよね。パンフレットの環境写真や地図はとても綺麗ですが、なかなか実際の生活はイメージしにくいものです。モデルルームに足を運ぶついでに生活する視点で現地周辺の調査をしてみてはいかがですか。GWはモデルルームで過ごすプランも手軽なレジャーになるかも知れません。

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