山万が開発する「ユーカリが丘」、 それは発展持続の街=サスティナブル・コミュニティ
高度経済成長期に生まれた全国各地のニュータウンでは高齢化や少子化による人口減少が起きています。そんな中でいまも継続的に発展を続けている街があります。
千葉県佐倉市の「ユーカリが丘」。都心から約40kmに位置し、「大手町へ46分」の距離圏でありながら、人口が減ったことがありません。25年間人口が増え続け、街は子ども連れのファミリーで賑わっています。かつて25年前、初めて行われた夏祭りではおよそ30人の参加者しかいなかったのが、今では約3万人が訪れるイベントになったそうです。
ここでユーカリが丘の人口推移を見ると、平成元年に約9千人だった人口が平成20年3月末には約15,000人に達しています。緩やかでありながら常に増加を持続しているのが分かりますが、これは景気や社会現象に関わらず、年間200戸という計画的な住宅供給をキープし続けてきた結果だと推測されます。
ユーカリが丘の名前は、高く太く成長する「ユーカリの木」から採られています。ユーカリがもたらす殺菌効果や空気清浄作用は、昔から呼吸器系の障害の治療によいと言われていました。環境にやさしく、成長力の強いユーカリの木のパワーがこの街の原点かも知れません。
街中から一歩足を伸ばせば、マイナスイオンを放出して健康増進にも役立つ自然林が広がり、家族にとっては理想的な環境です。ユーカリが丘のタウン内には大小合わせて23の公園があり、子どもからお年寄りまでうれしい環境でしょう。
実はユーカリが丘は都市計画の立案から実施まで、民間企業である<山万株式会社>が手がけています。山万と住民とがともに協力しながら、行政(千葉県、佐倉市)と三位一体の体制で環境整備と自主運営を行っているのが大きな特徴です。
1970年代から始まった開発以来、都市計画は着実に実行されました。街を循環する新交通システム開通(1982年)、独自のCATV導入(1987年)、「スカイプラザ・ステーションタワー」(2003年)など駅前開発によるインフラ整備が計画的に進められてきました。
「千年優都・ユーカリが丘City Millennium」をテーマに掲げるユーカリが丘。最近は「考える街」というキャッチフレーズで日本のあるべき街の姿を先取りすると謳っています。それを読み解くと、街づくりの中で「都市」と「自然」と「安心」をトータルにサポートしながら、すべてを持続的に発展させるコミュニティがコンセプトになっています。
■駅前を中心に利便性を高め、さらに快適な街へ進化。
近年、ユーカリが丘は駅前が急激に発展しており、さまざまな生活利便施設が充実しています。大人が楽しめるショッピングセンター「ユーカリプラザ」、8つの映画館からなる「ワーナー・マイカルシネマズ・ユーカリが丘」、健康と癒しのためのオアシス「アクア・ユーカリ」、そして、地域のサロン的な役割も果たす「ウィシュトンホテル・ユーカリ」。こうして商業集積は着々と進んでいます。
■やはり子育てにぴったり。働く両親をしっかりと応援する街。
駅前には「子育て」・「親育ち」を応援する施設として、総合子育て支援センター「ユー!キッズ」及び民間企業が運営する駅前認可保育園「ハローキッズ」など、働く女性が安心して仕事に出かけられ、出張や残業などにも対応できる施設が充実。子育てを安心してできる環境を創り出しています。
■タウン・パトロールカーが巡回するセキュリティ重視の安全性。
ユーカリが丘では、街の安全を守るためにワイ・エム・メンテナンス株式会社(山万株式会社の子会社)によって独自の警備が行われています。
24時間・365日、タウン・パトロールカーが街を巡回し、子供たちの下校時には、タウン内のすべての小学校の通学路に立ち、子供たちを見守ります。これは戸別、あるいはマンション単位の警備体制とは異なり、街専用の警備会社が街全体のセキュリティを担っており、とても画期的なことです。
また2004年8月には、住民自らが防犯・防災・福祉などの面で活躍することをめざし、「クライネスサービス」というボランティア組織をつくり、防犯パトロールやイベントの手伝い、環境美化のための清掃などを行い、住民同士の交流を深めています。
子どもからお年寄りまでみんなが幸せに暮らせるユーカリが丘。それぞれの価値観を大切にした住まいや生活スタイル、福祉やセキュリティに守られた安心・安全な暮らしがそこにあります。