住みながら賃貸もできる、 2世界提案型の新しいマンションスタイル

2009年05月25日

パリでは都市部の立地のよいアパルトマンを所有するリタイアメント層が、学生とルームシェアをしながらお互いに共存しているという話を聞いたことがあります。それってどうなの?と抵抗を感じるのが一般的でしょう。実際には両者はきちんとした機関に紹介されていて、例えば一日一度は食事を共にするとか、週に一度買い物の手伝いをするとか、個別に約束を決めているそうです。その契約は第3者機関のもとで安全に運営管理されている。たんに賃貸するだけでなく、人間的な支えも求めあい、提供し合っているのでしょうか。

さて、日本の新築分譲マンションでルームシェアなんてできるの?と思われる方もいるかもしれません。確かに親族や親しい友人以外ではなかなか難しいでしょう。今回ご紹介する「デュアルリンクス川口本町」はもちろんフランスの例とは異なりますが、とてもユニークな居住形態を提案する、いまどきの都市ニーズに応えるマンションなのでぜひ注目していただきたいと思います。

■専有部分を2つに分けて活用する多機能マンション
基本コンセプトの概念図を見ると、専有する躯体(ユニット)の中で空間が2分されています。2つの空間には個別の玄関があり、2世帯同居プランのようにキッチンや水まわりがそれぞれ用意されています。通常の2世帯マンションとちょっと違うのは、間仕切り壁にダブル扉があり、双方で開けない限りは入室できないつくりになっている点で、このダブル扉がマンションのさまざまな居住形態を可能にしてくれます。

■使い方はさまざま、ライフステージに合わせた自由度

SCENE1
シングル男性。いまは独身だが、将来に備えて家賃並みのローン返済でマンションを所有したい。自宅として暮らしながら、一部を賃貸なんてできるのかな?そうすれば家賃収入を返済に充てられるのに・・・。
メインルームを自分の住まいとして使用、マルチ空間を賃貸で運用する。

SCENE2
結婚して間もない夫婦2人。夫は都心に勤めるビジネスマン。妻は雑誌の仕事で活躍するイラストレーター。自分たちの居住スペースは独立して持ちながら、創作作業に集中できるワークスペースが必要になる・・・。
2つの空間のうちメインルームを夫婦で使用、マルチ空間をオフィスとして活用する

SCENE3
地方在住の両親をもつ姉と弟。家族全員の利益を考えた選択は?贈与税の特例を利用して賢くマンション購入できるか?OLのお姉さんと大学へ通う弟がともに安心で快適にルームシェアできる住まいは・・・。
メインルームを姉の住まいとして使用、マルチ空間を弟のワンルームとして使用する。


■家賃収入を得るなら一括借り上げシステム
「デュアルリンクス川口本町」のホームページ上の説明によると、1LDK+1R/54.31m2を購入の場合、「月々支払返済100,556円―借上げ家賃(月額)84,600円=実質支払額15,956円」と書かれています。これは一括借り上げシステムを利用すれば、毎月の支払い約10万円が家賃収入分を充当することで月々約1.6万円になるということです。条件にもよりますが、個人で賃貸の運用管理をする心配がないですし、一定期間、一定の家賃保証を受けられるというシステムなので、周辺の賃貸相場と比較してみる価値があるかもしれません。

マンション購入のきっかけは結婚や子供の誕生など家族構成の変化、ライフステージや生活パターンの変化などもあるでしょう。「デュアルリンクス川口本町」はそんなリアルタイムのニーズにもしっかりと対応してくれそうな新しいスタイルのマンションといえそうです。

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