マンションを購入するということ
<マンションの市場規模>
2008年は、「100年に一度」といわれる経済環境が大きく変化した年でしたが、マンション市場も大きく変化しました。
2006年までながく続いた「首都圏8万戸」市場は2007年に約6万戸に減少したのをうけて、2008年は4万戸台となりました。(正式統計は未発表)
分譲マンションの市場規模が大きく縮小しているのは事実です。
<この時期のマンション検討者は>
ただし、いつの時代でも購入を検討している人がいなくなってしまうわけではなく、マンションがまったく売れなくなるということはありません。
昨年の年末12月後半に、「今、マンション購入を検討している人」を対象にアンケートを実施しました。
その中で、「マンション検討のきっかけは何か」という質問に対して、一番多かったのが「もっと広い家に住みたい」「マンション価格が安くなってきたので買い時だと感じたので」のふたつで、次いで「人生設計の中で、そろそろ家を持つべきと思った」となります。
「マンション価格が安くなってきた」は、最近、価格改定(値下げ)がいくつかの物件で行われていますが、こうした価格の引き下げがきっかけになっていると思われます。「大型減税が予定されていること」も約3割の人がきっかけとしてあげており、ある意味で時流に敏感な人が今のマンション検討層には多いということでしょう。
それ以外は「広い家」や「そろそろ家を持つべき時期」といった人生設計、家族の将来設計に起因しているきっかけが多くなっています。
これらの傾向からも、マンション検討者の多くは基本的には自分の将来設計を基準に考えながら、市場の変化(価格の変化)との兼ね合いに迷いながら検討しているという状況が見えます。
<マンション検討者の利用媒体>
また、そうした検討者の方が、物件を知った情報源としてはインターネット(不動産ポータルサイトなど)が4割に達しており、チラシと並んで、物件を最初に知る媒体としてもネットが重要になってきています。
今年は、不況克服のための経済刺激策として「住宅」が大きく注目されています。住宅購入(ローン)に関する大型減税や、価格の下落予測などが報道されていますが、現状検討している人の5割以上の人は今年前半が「買い時」あるいは「どちらかといえば買い時」と考えています。
<今年は、マンション検討者にとってどんな年なのでしょうか>
今年は、不況克服のための経済刺激策として「住宅」が大きく注目されています。住宅購入(ローン)に関する大型減税や、価格の下落予測などが報道されていますが、現状検討している人の5割以上の人は今年前半が「買い時」あるいは「どちらかといえば買い時」と考えています。